こんにちは^ ^
GOLDEN DARKNESSと申します。ポケ徹で育成論投稿したりしてます。構築記事は今回が2回目です。
この度、サンムーンシングルレートシーズン2において、レート2100突破を達成できたのでここに記録を残しておきます。
メンバーはこちら‼︎
@タスキ
毒毒/毒菱/がむしゃら/地震
@残飯
10万V/守る/身代わり/毒毒
@イアの実
恩返し/地震/のろい/リサイクル
@ホノオZ
フレドラ/跳び膝/守る/身代わり
@オボン
地震/蓄える/毒毒/自己再生
@スカーフ
サイキネ/トリック/いちゃもん/眠る
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まずこのパーティのコンセプトですが、見ての通り毒菱パです。
ペンドラーで毒毒+毒菱を撒いて退場しつつ、後ろの「毒菱と相性の良い」エース2体で相手パーティを倒していきます^ ^
この「毒菱と相性の良いエース」に当たるのがこのパーティではボルトロス、バシャーモ、カビゴンです。
つまり
が基本選出になります。
この基本選出でいく場合が9割くらいです。
そして、、残りのヌオーとゴチルゼルが補完です。
どちらも目的はピンポイントで、ヌオーはパルシェン対策、ゴチルゼルは受けループ対策とクレセリアの選出抑制です。
これらの補完については、正直煮詰め切れていない感しかないので変更の余地あり(というか真似しない方がいいレベル)ですが、基本選出の4匹に関しては割と自信のいく仕上がりにすることができました!
このパーティの良かった点としては、読み合いの要素が極力排除されており、決まったことをしていればいいので精神的に非常に楽でした。
また、今作では選出時間が1分半と短く、特に自分は選出を考えるのがこの非常に苦手なのですが、今回のパーティは選出のルールが割とハッキリとしており、ほぼほぼ選出に困らなかったのも良かったです。
やることが単純明快、戦術が通りやすい、読み合いや運の要素が比較的排除されている、と3拍子揃った毒菱パ。
とても強力なので是非一度使ってみて下さい!
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個別解説に移ります。
★ペンドラー@気合の襷 選出率:約90%
努力値:12-20-220-0-4-252 陽気
実数値:137-123-137-#-90-180
自慢の毒菱パ始動役。本構築のMVP。
こいつの長所は以下の2つです。
・加速のお陰で、ゲッコウガと異なり、スカーフ持ちや岩石封じ持ち、バシャーモやコケコに対しても2回行動を取れる
・がむしゃらによる高い削り性能
初手で対面しやすい岩石封じ持ちや多くのスカーフ持ちに対してもどくどくを打つ+毒菱を撒く という、毒菱パ始動役に求められる最低限の行動をこなせるのがポイント。
しかし、こいつの真の魅力は攻撃技にあります。
まず地震。これは毒毒を無効化するポケモンの多くに突き刺さる超絶優秀ウエポンです。おまけに読まれにくく、居座ってくるウツロイド、ゲンガー、バシャーモ、ドリュウズ、ジバコ、ドラン辺りを大体狩ることができました。
そしてがむしゃら。襷の発動率が高いこいつとこの技は非常に相性が良く、体力が削れたことを逆に生かすことができたのが非常に強かったです。襷でミリ耐えしたペンドラーを前に悠長な行動を取ってくる相手はがむしゃら→地震で倒し、次の相手にもがむしゃらを決めます。毒菱があるのでしばしば1-2交換を決めてくれました。それも毒菱を撒いた上で。
また、ナットレイ、テッカグヤ、カプ・レヒレなど、こちらの技が通りにくい相手を無理矢理削ったり、ポリ2やクレセ、カバルドンなどの受けポケに毒を入れた上でこれを打ち、ほぼほぼ機能停止に近い状態に持って行ったりなど、意表を突いたがむしゃらは極めて高い削り性能を発揮することができました。
毒菱ペンドラーの強さの真髄はこの読まれにくいがむしゃらにあると考えているので、過去作禁止になるとその強みの半分は失われてしまいます。ということで、使ってみたい人は急いで作りましょう^ ^
・調整
ガッサの岩封→マッパ、マンムーの地震→礫確定耐え&パルシェンのロクブラ高乱数耐え
がむしゃらのダメージ量を増やすため、出来るだけHが低くなるように調整
★ボルトロス@食べ残し 選出率:約80%
努力値:212-0-212-0-84-0 図太い
実数値:181-#-128-145-111-131
技構成は最近の化身ボルトロスのテンプレ。
毒菱パでは残飯まもみが役はエースとして位置付けられ、非常に重要なのですが、このパーティではボルトロスを選びました。
その理由は、メガボーマンダ・テッカグヤ・カプ・レヒレに強いため。
バシャーモは環境トップのメガボーマンダやレヒレに弱みを見せてしまうのが辛そうであると感じたため、今回はボルトロスを残飯まもみが枠にしました。
耐久調整はテッカグヤ意識。ヘビーボンバーと火炎放射の両方に身代わりを残せるようにすることで、テッカグヤに滅法強く出られるどくみが役となりました。
安定した耐久により、パーティのエースとして申し分ない活躍をしてくれました。
・調整
身代わりがA4ナットレイのジャイロ93.8%耐え、C4テッカグヤの放射68.8%耐え
★カビゴン@イア 選出率:約55%
努力値:244-28-236-0-0-0 腕白
実数値:266-134-126-#-130-50
このパーティの影のエース。なんか何となく使ってても強い奴(殴
安定した耐久からのろいを展開し、相手を詰ませるのが役目です。
毒菱のお陰で単純に回復しているだけでも相手がダメージを負っていくので、高耐久積みアタッカーのこいつは毒菱パと相性が良いように感じました。特にミミッキュ、パルシェンに対しては毒菱があればほぼタイマン負けしなくなります。
リザX、マンダ、ギャラなど毒菱の通らないメジャーな物理積みエースにも急所に当たらない限りほぼタイマン負けしないので、ボルトロスと合わせれば積みアタッカーの処理は簡単でした。
ボルトロスと積みエースの対面ではこちらはどくどくを打つのですが、ここでもし相手が積み技を使えばそのままボルトロスで嵌め倒せる。殴ってくれば能力上昇がないままカビゴンとの対面が出来るのでほとんどの場合起点にした上で倒せます。
コケコ、テテフ、ガブなどその他の環境トップ勢にも弱くはなく、高いタイマン性能で勝率に大きく貢献してくれました。
※育成論書きましたhttps://yakkun.com/sm/theory/n33
・調整
特化フェローチェの跳び膝56.3%耐え
特化テテフのサイキネ高乱数2耐え
★バシャーモ@ホノオZ 選出率:約55%
努力値:28-228-36-0-28-188 陽気
実数値:159-169-95-#-94-136
第二のまもみが役。ボルトロスの辛いドリュウズ、メタグロス、ジバコイル、ハッサム、ナットレイ、カミツルギ、サザンドラに強いまもみが役であり、味方で毒さえ入れていればまもみがでダメージを稼ぎ圏内に入れてから、一致技で押し切って倒すというエース的な動きができて強かったです。
毒菱があれば天敵のレヒレにも勝機があります。
ミストフィールドが発動するのは毒菱を踏むより後なので、毒菱の撒かれた状態で出てきたレヒレは毒になるのです。
それを活かしてまもみがして、圏内に入れて押し切るという戦い方になります。
ホノオZは鋼への遂行能力を大幅に引き上げてくれ、これも非常に重宝しました。
・調整
ステロ込みでメガルカの剣舞+神速、悪巧み+真空波を高乱数耐え
1加速で準速フェローチェ抜き
大体のパーティにはこの4体で何とかしようとしていました。また、実際にも何とかなることが多かったです。
一番多い選出は
次に多いのが
次が
選出率を見ると分かると思いますが、ペンドラーは刺さっていなくても選出していました()
毒が効く相手には毒毒、効かない相手にはほぼほぼ地震が刺さり、どちらも刺さらない相手にはがむしゃらで強引に削ることができるなど、相性に比較的左右されずに行動を取れたのが良かったです。
残りの2体はおまけです。
★ヌオー@オボン 選出率:約10%
努力値:244-0-212-0-52-0 腕白
実数値:201-105-145-#-92-55
パルシェン対策枠。
パルシェンとペンドラーが初手対面したらまずどくびしを撒きます。相手はヌオーがいなければ3タテできるので大抵からやぶしてきます。
そこで次のターンヌオーを出します。印と余程の豪運を持ち合わせていない限りほぼほぼ止められます。再度出てきた際には毒菱で襷が潰れます。
他にも、対バンドリマンダとしても活躍の機会がありました。
砂かきドリュがヌオーを突破するのはかなり困難であり、マンダは特殊型だとしても蓄える+オボン+毒毒で完封して倒すことができました。
他にも、メガルカリオ、霊獣ボルトロスを止められる可能性があるのがピクシーとの違いでした。
後攻でZ気合玉受ける→オボンで回復→蓄える で次の気合玉耐えます。メガルカリオも物理特殊ともに似たような感じで急所さえ来なければ倒せます。
以外と刺さるパーティが多く、積みエースストッパーとして秘めているポテンシャルは高いと感じました。
・調整
臆病レボルトのZ気合玉→オボンで回復→蓄える→気合玉 の流れを高乱数耐え
蓄える後にメガルカの波動弾に回復が追いつく
★ゴチルゼル@スカーフ 選出率:約5%
努力値:236-0-84-4-4-180 図太い
実数値:175-#-138-116-131-108
クレセリア来るな来るな枠。
相手のパーティバシャヤバイし絶対クレセ来るでしょ→来なかった∑(゚Д゚)
みたいなミラクルを数多く引き起こしてくれ、見せポケとして大活躍しました。
そしてもう一つの役割は対受けループです。
バシャでドヒドイデを釣りつつ、ゴチルゼルでキャッチして倒す。
グライオンはこのパーティにとって死ぬほど重い相手ですが、彼に対しても少しでもチャンスが残せるようスカーフトリック+いちゃもん型にしました。ゴチルゼルの型としては汎用性の高い部類に入ると思います。
・調整
スカーフで最速グライ抜き=グライとの偶発対峙でor守る読みで繰り出した上で スカーフを押し付けることができる
まとめ
このパーティの良かったところは、「不利対面を作りにくい」ということです。
例えば、初手のペンドラーで毒を入れた相手は、後続の化身ボルトロスで相性が不利でもまもみがで倒すことができる。化身ボルトロスが倒れ際に毒を打てば、次に出すバシャーモでさらにまもみがして圏内まで持って行って倒せるようになる...など。
受け回すということは後手に回るということでもあるので、今回のパーティのように「受ける必要性」を出来るだけ排除するというのは、強力な戦略の一つであると感じました。
このパーティではきつい相手も多かったです。特に、メガフシギバナ、グライオン、毒みガルド、メガリザードンYが厳しかったです。
格闘Zでカビゴンを飛ばしてくる霊獣ボルトロス、技が通りにくいカバルドン、先手で出てくると辛いカプ・レヒレ、選出を歪めてくるパルシェンにもやや苦手意識がありました。
以上のようにパーティ自体には欠陥が多く、ペンドラーの型で意表を突いたりしてなんとかうまく誤魔化しながら勝ちを稼いでいたという感じでしたね。決してこれが最善ではないと思います。
ポケモンの組み合わせ方には無限の可能性があります。そして、それをいろいろ試してみて最善の形を追及していくことこそが醍醐味だと思うので、この記事で毒菱に興味を持った方も、是非自分のオリジナルの毒菱パを追及してみて下さい!!
以上で終わります。
貴方のポケモンライフに幸ありますように^ ^